【モーセの生涯】モーセ五書・旧約聖書~タルムードまでを簡潔に学ぶ

モーセってどんな人? 生命の樹

ユダヤ人の歴史が簡潔に知りたい…

モーセって何?ユダヤの教えって何?

何か調べても小難しくてよくわからない…

昔の話って小難しく書いてることが多くない?と思い、後から見返しても自分がわかるようにまとめてみました^^

説明は簡単なやつだけで小難しい説明は省いてまとめたのですが、さらっと知りたいだけ!という方は、目次から「まとめ」に飛んでも流れだけはわかるようにしておきました♪

ではさっそくどーぞ!!

モーセってどんな人?

海をパッカーンと割る有名なシーンに登場するのがモーセです。 

モーセはヘブライ人で、赤ちゃんのときに両親がかごに入れてナイル川に流し、ファラオの王女に拾われ育てられました。 

色々とゴタゴタがあり命を狙われたモーセはエジプトからミディアン地方(現サウジアラビア)に逃げ、エジプトの民を救い出すだめにシナイ山からカナンの地へと目指しますが、カナンに足を踏み入れる前にこの世を去ってしまうという人生でした。 

エジプトからミディアン地方までの地図
エジプトからミディアン地方まで約400キロの距離を逃げた!!
エジプト、シナイ山、カナンまでの地図
わかりづらいけど、大体の場所はこんな感じ!!

このようにスラエルの民を奴隷の状態であるエジプトから解放してカナンの地へ導いてくれたのがモーセという人物で伝説的な預言者でもありヘブライ人を率いてエジプトからの脱出に成功した指導者でもあります。 

※ユダヤ人、ヘブライ人は時代や立場によって言い方が変わるだけ。 

日本でも縄文時代の人を同じ日本人なのに縄文人と言ったりするのと同じ感覚かなと… 

さてもう少し詳しくみていきます。 

モーセ五書とは? 

モーセ五書(トーラー)というモーセが書き記した書物があり旧約聖書の最初の5つの書物でもあります。 内容は主に律法についてです!!

・創世記 

・出エジプト記 

・レビ記 

・民数記 

・申命記 

から成り、天地創造からモーセの生涯までが綴られています。 

旧約聖書とは?

では旧約聖書とは何かというと、モーセ五書や預言書などをまとめて旧約聖書と呼んでいる。 

でも、旧約聖書とはあくまでキリスト教からみた呼び方で、ユダヤ教の人たちはこの旧約聖書という呼び方を認めているわけではないそう。

ユダヤ教とイスラム教
ユダヤ教とキリスト教の考え方の違い

これはYou Tube大学の中田敦彦さんの動画でみると面白いから見てみて下さい^^

こちらの動画の9:50秒くらいから、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教についての関係性を話してます♪

中田敦彦さんのYou Tube大学。本当に面白くて話が上手くてわかりやすい!!

さて、少し話が逸れましたがここではわかりやすいように旧約聖書と言わせてもらいます(ここまで違いを説明しといて何ですが…^^;)

旧約聖書はモーセ五書や預言書から成るという話を先ほどしましたが、実際には結構な数がありましてトータル39巻あります(ながっ!!)

旧約聖書の分類表

モーセ五書

律法に関する内容

創世記

出エジプト記

レビ記

民数記

申命記

歴史書

イスラエル歴史

ヨシュア記

士師記

ルツ記

サムエル記第1

サムエル記第2

列王記第1

列王記第2

歴代誌第1

歴代誌第2

エズラ記

ネヘミヤ記

エステル記

詩歌

知恵と愛について

ヨブ記

詩篇

箴言

伝道者の書

雅詩

大預言書

神から授かった言葉について

イザヤ書

エレミヤ書

哀歌

エゼキエル書

ダニエル書

小預言書

神から授かった言葉について

ホセア書

ヨエル書

アモス書

オバデヤ書

ヨナ書

ミカ書

ナホム所

ハバクク書

ゼパニヤ書

ハガイ書

ゼカリヤ書

マラキ書

さすがにこれ全部は読んでないですが、詩歌は面白かったのでオススメです♪

旧約聖書はモーセからヨシュアへわたり、最終的にラビたちに伝わります。

※ラビとはユダヤの宗教的指導者のこと。

タルムードとは?

そしてユダヤ教には旧約聖書以外にもタルムードという教えがある。

タルムードとはモーセが伝えたもう一つの律法でミシュナ(口伝律法)とゲマラ(注釈)をまとめたもので、ユダヤの思想と教養がここに詰まっている。

ユダヤ人についてはまた記事を書く予定ですが、ノーベル賞受賞者が多く、例えばフロイト、アインシュタイン、Google創業者のラリー・ペイジやFacebook創業者のマーク・ザッカーバーグなんかもユダヤ人なのでこのタルムードの教えを叩き込まれてるのかなと思ってます^^

そんな著名人ばかりを育てたユダヤの教えやタルムードってめちゃくちゃ気になりますよね…

タルムードに何が書かれているかの? 

法律や安息日、結婚やお金などについて書かれていて、私も読んでみたけど眠くなってしまう内容です。 

簡単に言うと、安息日に土いじりはダメ! 

引っ越しや遠出もダメ! 

家族で仲良く過ごそうよ♪ 

お肉は食べたらダメだけど、万が一食べなきゃいけない状況なら楽しく味わって食べていいけど、自らすすんで食べるのはダメ! 

という内容が書かれていますが、タルムードを読んでみたい!という方で、英語に拒否反応がない方はこちらをお読みください♪

タルムードを読む

私は眠気に負けてしまい一生読み切れる気がしてません…

ヘブライ語以外に翻訳されたのは本当のタルムードじゃない!と、ユダヤ人は言ってるみたいだけど確かに日本語で英語に翻訳するのが難しい表現とかあるよね…って考えるとわからなくもない。 

でも翻訳する人はそれも考慮して翻訳してくれてるみたいなので、そんなに掛け離れた翻訳はしていないだろう…と信じたい!!

まとめ

モーセから旧約聖書そしてタルムードに至るまでと、モーセからどのように伝えられていったのか。という部分を簡単に説明しました。

堅苦しく難しく話してるのが多いので、そうならないようにだいぶそぎ落として話をしましたが、海を切り開いてシナイ山に向かったモーセは神に言われるがままにエジプトからイスラエル人を救いました。

神「ファラオに交渉しエジプトから民を救いなさい」

モーセ「いやいや、無理だし…逃げてきた身だし、口下手だし、交渉なんて無理でしょ。兄のアロン連れてっていい?」

神「じゃあ、アロンと行って来なさい」

みたいなやりとりから民を救い出し、シナイ山付近で神から預言されたことをヨシュアに伝え、それが代々伝わっていきました!

それが旧約聖書で、この旧約聖書の律法を中心にラビの口伝を収録したミシュナその解説ゲマラタルムードと呼ばれているものなんですね~^^

実はシナイ山で神から授けられた秘密の教えがあります。

その教えがきになった方はこちらの記事もお読みください^^

こっちは上の記事の続編です。

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