「最近、ちょっと疲れてるかも」
そう思っても、
「でも、みんなも頑張っているし」
「これくらい、まだ大丈夫」
と、そのまま走り続けてしまうことはありませんか?
私も、そういうことがよくあります。
やることがたくさんあって、一つ終わるとまた次がやってくる。
休んだほうがいいのかなと思っても、休むタイミングが分からない。
そして、気づいたときには、心も体もすっかり疲れきっている。
頑張ることは、悪いことではないと思います。
でも、頑張りすぎていることに、もう少し早く気づけたらいいのに。
今回は、そんなことを考えてみました。
頑張りすぎていることは、自分では気づきにくい
頑張りすぎていることに気づきにくいのは、頑張っている最中は、目の前のことでいっぱいになっているからなのかもしれません。
「あと少しで終わるから」
「今は忙しい時期だから」
「ここで休んだら、迷惑をかけてしまうから」
そんなふうに、休まない理由はいくらでも見つかります。
それに、頑張っている自分に慣れてしまうと、それが「ふつう」になってしまいます。
少し無理をしている状態が当たり前になって、本当は疲れていることにも気づけなくなる。
私自身、あとから振り返って
「あのとき、かなり無理をしていたな」
と気づくことが何度もありました。
以前の記事で、気持ちより先に体が教えてくれることもある、と自分の気持ちがよく分からないとき、考えてみたことという記事に書きました。
周りの人と比べて、つい頑張りすぎてしまうこともあるかもしれません。そんなときは、こちらの記事もどうぞ。
頑張りすぎているときの、小さなサイン
以前の記事で、気持ちより先に体が教えてくれることもある、と書きました。
頑張りすぎているときも、同じように、心や体が小さなサインを出してくれていることがあります。
私が気づいたサインをいくつか書いてみます。
体からのサイン
「寝ても疲れがとれない」
「肩や首がずっと重い」
「食欲がない、または食べすぎてしまう」
「休みの日に、何もする気が起きない」
体は、自分が思っているよりも正直なのかもしれません。
首や肩の重さが気になって、私が始めた朝の習慣については、「朝起きたらすぐ、軽いストレッチを習慣にした結果」に書いています。
心からのサイン
「好きだったことが、楽しく感じられない」
「ちょっとしたことでイライラしたり、涙が出そうになったりする」
「人と話すのが、少しおっくうになる」
「何をしていても、どこか焦っている」
心に余裕がなくなってくると、いつもなら気にならないことが気になるようになる気がします。
行動のサイン
「気づいたら、ずっとスマートフォンを見ている」
「予定を詰めこみすぎている」
「『疲れた』が口ぐせになっている」
「人に頼まれると、つい引き受けてしまう」
どれか一つが当てはまるからといって、すぐに頑張りすぎだというわけではありません。
でも、いくつか重なっていると感じたら、少し立ち止まってみてもいいのかもしれません。
「まだ大丈夫」は、本当に大丈夫?
私は、疲れていても「まだ大丈夫」と言ってしまうことがあります。
自分に対しても、周りの人に対しても。
でも最近、この「まだ大丈夫」という言葉について考えるようになりました。
「まだ」と言うということは、どこかで「そろそろ限界が近い」と感じているからなのかもしれない。
本当に大丈夫なときは、わざわざ「大丈夫」と言わない気もします。
だから今は、「まだ大丈夫」と言いそうになったとき、
「本当は、少し疲れているのかもしれない」
と、自分の気持ちを確かめてみるようにしています。
自分の本当の気持ちを確かめたいときは、気持ちがモヤモヤするとき、自分の気持ちと向き合ってみるの記事も参考にしてみてください。
弓は、張りっぱなしにすると折れてしまう
古代ローマの寓話作家パエドルスが書いた話の中に、イソップが子どもたちとくるみで遊んでいる場面があります。
それを見た人が、いい大人が遊んでいるなんて、とからかいました。
するとイソップは、弦をゆるめた弓を置いて、こう伝えたといいます。
弓をいつも張ったままにしていれば、すぐに折れてしまう。けれど、ゆるめておけば、使いたいときにちゃんと役に立つ。
パエドルス『寓話集』より
この話を知ったとき、私は、頑張ることと休むことは反対のものではないのかもしれない、と思いました。
弓は、ゆるめる時間があるからこそ、また力を出せる。
人も同じで、休む時間があるから、また頑張れるのだと思います。
休むことは、頑張ることをやめることではなく、頑張り続けるために必要なことなのかもしれません。
頑張りすぎに気づいたら、少しだけゆるめてみる
頑張りすぎていると気づいても、すぐに全部を手放すのは難しいものです。
だから私は、「少しだけゆるめる」ことから始めてみるようにしています。
例えば、
「今日は、一つだけやることを減らしてみる」
「5分だけ、何もしない時間をつくる」
「いつもより30分早く布団に入る」
「頼まれたことを、一度だけ『少し考えさせてください』と言ってみる」
そんな小さなことでいいのだと思います。
完璧に休もうとしなくていい。
弓の弦を、ほんの少しゆるめてあげるくらいの気持ちで。
そして、疲れがなかなかとれない日が続いたり、眠れない、食べられないといった状態が長く続いたりするときは、一人で抱えこまずに、身近な人や医療機関に相談してみてください。
誰かに頼ることも、自分を大切にすることの一つです。
今日、自分に問いかけてみたいこと
もし今、あなたも毎日を走り続けているなら、
「最近、心から休めた時間はあった?」
「私は今、弓をずっと張りっぱなしにしていないかな?」
と、少しだけ自分に問いかけてみてください。
「分からない」と思っても大丈夫です。
問いかけてみること自体が、立ち止まるきっかけになるのだと思います。
もし「少し頑張りすぎていたかも」と感じたら、今日できる小さな休み方を一つだけ選んでみてください。
「温かい飲み物をゆっくり飲む」
「好きな音楽を一曲だけ聴く」
「今日はここまで、と決める」
どんな小さなことでもいい。
これからも、自分らしく頑張っていくために。
頑張りすぎて、やる気が出なくなってしまったときのことは、「やる気が出ない、燃え尽きたかもと感じたときに試してみたいこと」にも書いています。


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