なぜ冬こそ「温活」が必要なのか
「手足が氷のように冷たい」「布団に入っても足先が温まらない」「冷えで夜中に目が覚める」──冬になるとこんな悩みを抱える方は少なくありません。
冷え性は、単に「寒がり」というだけでなく、血流が滞り、体の末端まで温かい血液が届きにくくなっている状態です。
冷えが慢性化すると、以下のような影響が出てきます:
- 睡眠の質の低下(寝つきが悪い、途中で目覚める)
- 免疫力の低下(風邪を引きやすい)
- 疲労感の蓄積(だるさ、肩こり、むくみ)
- 代謝の低下(太りやすくなる)
そこで重要なのが「温活」です。
温活とは、体を温めることで血流を促進し、体温を適切に保つ習慣のこと。
特に冬は外気温が低く体が冷えやすいため、意識的に温活を取り入れることが大切です。
この記事では、今日からすぐに始められる5つの温活習慣をご紹介します。
難しいことは一切なし。日常生活にすっと溶け込む簡単な方法ばかりなので、ぜひ試してみてください。
温活習慣①:朝の白湯で内側から温める

白湯が温活に効果的な理由
白湯(さゆ)は、温活の基本中の基本。朝起きてすぐに白湯を飲むことで、内臓が温まり、血流が促進され、1日のスタートを整えることができます。
白湯の3つの効果:
- 内臓を温める:胃腸が活性化し、消化吸収が良くなる
- 血流促進:体の中心から温まり、末端まで血液が届きやすくなる
- デトックス効果:老廃物の排出がスムーズになる
正しい白湯の作り方と飲み方
作り方:
- 水を沸騰させる(10分程度沸かし続けるのが理想)
- 50〜60℃まで冷ます(飲める温度まで)
- ゆっくり時間をかけて飲む
飲み方のポイント:
- タイミング:起床後すぐ、空腹時
- 量:コップ1杯(150〜200ml)
- 飲み方:一気に飲まず、10分ほどかけて少しずつ
- 温度:熱すぎず、ぬるすぎず、心地よい温かさ
白湯×瞑想で相乗効果
朝の白湯タイムに、瞑想を組み合わせるのもおすすめです。
白湯を飲みながらゆっくりと呼吸を整え、1日の意図を設定することで、心も体も温まります。
【初心者向け】瞑想・マインドフルネスのおすすめ方法:今日からAudibleで習慣化も合わせてご覧ください。
朝の5分ルーティン例:
- 白湯を用意する
- 静かな場所に座る
- 白湯を少しずつ飲みながら、深呼吸を5回
- 体が温まるのを感じながら、今日の目標を1つ思い浮かべる
温活習慣②:入浴で巡りを整える

シャワーだけはNG!湯船に浸かる重要性
忙しいとついシャワーで済ませがちですが、温活の観点では湯船に浸かることが非常に重要です。シャワーは体の表面しか温めませんが、入浴は体の芯まで温め、血流を全身に巡らせます。
湯船に浸かる3つのメリット:
- 深部体温が上がる:内臓や筋肉まで温まる
- 水圧効果:血液やリンパの流れが促進される
- リラックス効果:副交感神経が優位になり、睡眠の質が向上
温活に最適な入浴方法
温度:38〜40℃(ぬるめ)
時間:15〜20分
タイミング:就寝の1〜2時間前
入浴のコツ:
- 熱すぎるお湯(42℃以上)は交感神経を刺激し、逆に体が緊張する
- 首まで浸かる全身浴より、みぞおち辺りまでの半身浴がおすすめ
- 入浴中に足首や手首をゆっくり回すと、さらに血流アップ
入浴×アロマで温活効果を高める
入浴時にアロマオイルを数滴垂らすと、香りのリラックス効果と温熱効果が相まって、温活効果が倍増します。
詳しい方法はこちら:アロマ初心者のための完全ガイド:香りで変わるライフスタイル
おすすめのアロマ:
- ラベンダー:リラックス効果が高く、睡眠の質向上
- ユーカリ:血行促進、呼吸器の不調改善
- ジンジャー:体を温める効果が高い
使い方: お湯を張った浴槽に、エッセンシャルオイルを3〜5滴垂らし、よくかき混ぜてから入浴します。
入浴後のケアも忘れずに
入浴後は急激に体温が下がらないよう、以下を心がけましょう:
- バスローブや厚手のパジャマで保温
- 足首にレッグウォーマーを着用
- 温かい飲み物(ハーブティーなど)を飲む
- 30分以内にベッドに入る
温活習慣③:温め食材で体温を上げる

体を温める食材、冷やす食材
食べ物には「体を温めるもの」と「体を冷やすもの」があります。
冬は意識的に温める食材を取り入れましょう。
体を温める食材:
- 根菜類:生姜、にんにく、ごぼう、人参、れんこん、山芋
- 発酵食品:味噌、納豆、キムチ、チーズ
- タンパク質:鶏肉、羊肉、魚(特に青魚)
- スパイス:シナモン、唐辛子、胡椒、山椒
体を冷やす食材(冬は控えめに):
- 夏野菜(トマト、きゅうり、ナス)
- 南国フルーツ(バナナ、パイナップル、マンゴー)
- 冷たい飲み物、アイスクリーム
温活おすすめレシピ3選
①生姜入り味噌汁
生姜と根菜をたっぷり入れた味噌汁は、朝食や夕食におすすめ。発酵食品の味噌と生姜のダブル温め効果で、体がポカポカに。
②鶏肉と根菜の煮物
鶏もも肉、大根、人参、ごぼうを醤油ベースで煮込んだシンプルな一品。タンパク質と食物繊維が摂れ、体の内側から温まります。
③シナモン入りホットミルク
寝る前におすすめ。牛乳を温めてシナモンパウダーを振りかけるだけ。シナモンには血流促進効果があり、温活と安眠の両方に効果的です。
飲み物の選び方
温活に良い飲み物:
- 白湯
- 生姜湯
- ほうじ茶、番茶
- ルイボスティー
- ホットワイン(適量)
避けたい飲み物:
- 冷たい飲み物全般
- 緑茶(体を冷やす性質がある)
- コーヒー(過剰摂取は体を冷やす)
温活習慣④:3つの首を冷やさない服装術

なぜ「首」が重要なのか
温活において「3つの首」を冷やさないことは鉄則です。
3つの首とは、首・手首・足首のこと。
これらの部位は皮膚が薄く、太い血管が通っているため、冷やすと体全体が冷えてしまいます。
逆に言えば、3つの首を温めるだけで、効率的に全身を温められるということです。
部位別:温活ファッションのポイント
①首:マフラー・ストール・ネックウォーマー
首には太い頸動脈が通っており、ここを温めることで温かい血液が脳や全身に巡ります。
選び方のポイント:
- 天然素材(カシミヤ、ウール、シルク)
- 締め付けすぎないもの
- 室内でも薄手のストールを巻く
②手首:長めの袖、アームウォーマー
手首も血管が集中している部位。手先の冷えが気になる方は、手首を温めることが最優先です。
選び方のポイント:
- 袖が手の甲まで隠れる長さの服
- アームウォーマーを重ね着
- 指なし手袋で家事をしながら温活
③足首:レッグウォーマー、厚手の靴下
足元は心臓から最も遠く、最も冷えやすい部位。「頭寒足熱」という言葉があるように、足元を温めることは健康の基本です。
選び方のポイント:
- レッグウォーマー(ふくらはぎまでカバー)
- シルクの五本指靴下+ウールの重ね履き
- 就寝時も足首だけは保温(足先は出してOK)
室内でも油断しない
「家の中だから大丈夫」と油断していると、知らず知らずのうちに体が冷えています。
特に床からの冷えは要注意。スリッパや靴下、ブランケットを活用しましょう。
温活習慣⑤:3分でできる温活運動

運動不足は冷えの大敵
体温の約40%は筋肉から生み出されます。
運動不足で筋肉量が少ないと、熱を作る力が弱まり、冷えやすい体になってしまいます。
激しい運動は必要ありません。
1日3分の軽い運動を習慣にするだけで、血流が良くなり、体がポカポカしてきます。
朝におすすめ:スクワット10回
やり方:
- 足を肩幅に開く
- 両手を前に伸ばす
- お尻を後ろに引きながら、膝を曲げる
- 太ももが床と平行になるまで下げる
- ゆっくり元に戻る
ポイント:
- 膝がつま先より前に出ないように
- 呼吸を止めず、ゆっくり行う
- 朝起きてすぐ、白湯を飲んだ後に
スクワットは下半身の大きな筋肉を使うため、効率的に体温を上げられます。
仕事中におすすめ:足首グルグル体操
デスクワークで座りっぱなしの方は、足先が冷えがち。
1時間に1回、足首を回すだけで血流が改善されます。
やり方:
- 座ったまま、片足を少し浮かせる
- 足首を時計回りに10回ゆっくり回す
- 反時計回りに10回
- 反対の足も同様に
座りっぱなしによる足のむくみ解消にも効果的です。(詳しくは別記事で解説予定)
夜におすすめ:肩甲骨ストレッチ
肩甲骨周りには「褐色脂肪細胞」という、熱を作る細胞が集中しています。
ここを動かすことで、体温が上がりやすくなります。
やり方:
- 両手を肩に置く
- 肘で大きな円を描くように、前回し10回
- 後ろ回し10回
- 最後に両腕を上に伸ばして深呼吸
入浴後や就寝前に行うと、リラックス効果も得られます。
初心者でも簡単にセルフマッサージができるツボナビも合わせてご利用ください。
温活を続けるコツ

①全部やろうとしない
5つの習慣をすべて完璧にこなす必要はありません。
まずは1つだけ、自分が続けられそうなものから始めましょう。
おすすめの始め方:
- 朝型の人→白湯習慣
- 夜型の人→入浴習慣
- 食べるのが好きな人→温め食材
- 冷え性がひどい人→3つの首
②習慣化のコツ:「ついで温活」
既存の習慣に温活を組み込むと、続けやすくなります。
例:
- 朝のコーヒー→白湯に変える
- シャワー→5分だけでも湯船に浸かる
- いつもの服装→レッグウォーマーをプラス
③体の変化を記録する
温活を始めてからの体調変化をメモすると、モチベーションが続きます。
記録する項目例:
- 朝起きたときの体調(5段階評価)
- 手足の冷え具合
- 睡眠の質
- 疲労感
1週間続けるだけでも、体の変化を実感できるはずです。
よくある質問

Q1. 温活はいつから始めればいい?
A. 冷えを感じたらすぐに始めましょう。理想は秋口(9〜10月)から。冬本番になる前に体を温める習慣をつけておくと、冬の冷えが軽減されます。
Q2. 夏でも温活は必要?
A. 必要です。夏はエアコンで体が冷えやすく、「夏冷え」に悩む方も多いです。特に冷たい飲み物や食べ物を摂りすぎると、内臓が冷えてしまいます。夏は「冷やさない温活」を心がけましょう。
Q3. 温活グッズは何を買えばいい?
A. まずはお金をかけずにできることから。必要に応じて以下を検討してください:
- レッグウォーマー
- 湯たんぽ
- 保温性の高い水筒(白湯を持ち歩く)
- 温熱シート
Q4. 運動が苦手でも大丈夫?
A. 大丈夫です。激しい運動は不要。ストレッチや軽い散歩だけでも十分効果があります。大切なのは「毎日少しずつ動くこと」です。
Q5. 体温が低いのは冷え性?
A. 平熱が36℃以下の場合、低体温の可能性があります。低体温は免疫力低下や代謝の低下につながるため、温活で体温を上げることが重要です。ただし、急激な変化は体に負担がかかるので、無理のない範囲で続けましょう。
まとめ
冷え性は体質だから仕方ない、と諦めていませんか?今日から始められる5つの温活習慣を実践すれば、体は確実に変わります。
今日から始める温活5選:
- 朝の白湯で内臓を温める
- 湯船に浸かる入浴で血流改善
- 温め食材で体の中から熱を作る
- 3つの首を冷やさない服装
- 3分運動で筋肉から熱を生む
どれも特別な道具や費用は必要ありません。大切なのは「続けること」。小さな習慣の積み重ねが、冷えない体を作ります。
この冬、温活で心地よく過ごしましょう。体が温まると、心も軽くなります。
あなたの星座からのアドバイス
運勢と合わせて心のケアをすることで、より充実した毎日が送れます。
あなたの星座の今月の運勢をチェックして、おすすめの癒し方法も見てみましょう。
- ♈ 牡羊座の運勢
- ♉ 牡牛座の運勢
- ♊ 双子座の運勢
- ♋ 蟹座の運勢
- ♌ 獅子座の運勢
- ♍ 乙女座の運勢
- ♎ 天秤座の運勢
- ♏ 蠍座の運勢
- ♐ 射手座の運勢
- ♑ 山羊座の運勢
- ♒ 水瓶座の運勢
- ♓ 魚座の運勢



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